アトリエよんよんblog

描いたり作ったり時々デジタルな絵描きの日常ブログ

「海の味」を描きました-絵って何だろう①

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海の味

絵って何だろう①

私が絵に興味を持ったきっかけ

私は40歳で絵を描き始めるまで、絵というものに100%興味がありませんでした。

ちょっとラクガキしてブログ(当時はexcite)に載せたらワッと小さな注目を浴びたような「気が」して木に上ったまま降りれなくなり現在に至ります!

その頃わたくしごとで別の大きな転機があったからこその、ヤケクソまみれのラクガキ初めではあったのですが「嫌なことを忘れて没頭できる」状態はとても心地よかったのです。
いわゆる「ゾーンに入った」「マインドフルネス」的なですね、今だからあの状態を客観視できるのですが。

それが無かったらいまだにゲイジュツそっちのけで今頃、何をしてたのかな。
もっと幸せだったかもしれないし、酒場で飲んだくれてジャック・スパロウみたいにヨレヨレになって気に入らなければ人にダーツでも投げつけていたかもしれません。(しないけど!)

自然と絵に興味をもつ環境だったら

そこで私らが考える必要があるのは、絵を描く人だから絵に興味をもつ、のではなくて、そもそも絵が好きな人や、なんとなく絵を見ることが好きになっていく過程ってどんなふう?という、漠然とした熱量とか視線の方向を追ってみることだと思っています。

文化的な興味というのも様々ありますよね、例えば私の場合は音楽が好きでした。
小さな頃から音楽を聴く、演奏する、ということは身近にある環境だったせいかもしれないけれど、弾いたり吹いたりすること、リズム、旋律を体で感じること、楽譜を読み解く面白さは何事にも替えがたい。それは今も変わりません。
家にはいくつかの絵も飾ってありましたが室内の空気のようなもので、実家無き今、自分が絵をやるようになってようやく「そういえばあの壁にはあんな絵があったっけ」と思い出すようになりました。(預かり物だけど結構値の張る作品、というのもあったり)

もったいないことをしていたように思える結果論でしかないけれど、ナニゴトもそんなものですよね。
あああの頃、柔道をやっていれば今頃は金メダルをかけた選手育成もできたろうに!五輪延期でヤキモキするわぁ!
なんて、今の今まで思いもしなかったような「あゆみ」は何万通り何億通りもあるのですから。

 なので、環境もあるし、きっかけもある。何も無かったら、何をどう提供し受け取ってもらうか。という部分ですねい。

 

つづく。

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