初めての金継ぎに挑戦。
初心者なので、できれば真っ二つに割れた平らなお皿があればよかったらしいのですが、金継ぎで直したい動機としての存在が、この欠けたガラス皿というわけで。
接着すべき欠け部分を失っていたので「盛る」作業の「錆付け」です。
紛らわしいですが金属が錆びる意味のサビサビではなくて、整えるためにこうして砥の粉と漆を混ぜたものを盛り付けて成型することを錆付けというようです。
今さら遅いのですが、あとから調べると、先に生漆を塗り吸わせてから錆を付けたほうが良かったような。
(じゃなくて、漆を吸わせてコクソ(木粉入り)をくっつける、がいいのか。その場合は麦漆がやっぱりいるのね。そしてガラスにはガラス用の・・・:忘備録)
もうひとつ。
こちらは代々の猫がお水を飲むどんぶりです。(水アカが・・恥っ)
かなり柔い陶器のようで、すぐに淵が欠けて、小さな部分も入れて4か所ほど欠けてます。
同じく錆付けをしました。うーん・・・もっと盛っておいた方が良かったかな。
この作業は昨日行いまして、ムロ(漆風呂)に入れ1日経過したところです。
このまま2~3週間、放置し、水研ぎをして、金を蒔く。
私は衣装ケースをムロとして使うことにしました。
ダンボールだと猫が必死で入ろうとしますからね!
濡れタオルを入れて「温度と湿度で漆を乾燥させる」。
この、昔の人の発見にしびれて、むっちゃ興味が沸いたのです。
かぶれには気を付けます。
キットに付属の金はもったいなのでコチラ↓を注文してみました。
今のところは絵の制作に少しずつ使ってみていますが、ちゃんとした金紛とは漆への沈み方が違うといいますし、仕上げの研ぎでピカピカにすることはできないそうです。
それでも非常に細かい粉なので密に埋めることはできそうです。
鉛でなく雲母ベースなので食器にも使えるとか・・・その違いがまだ勉強不足ですが、たぶんね、この錆は失敗するだろうから(笑) 予告ホームラン、いや、予告再欠け。
すぐにポロっといきそうだもの。